これは、今までキャリアショップでしか手続きしたことがない、全く素人な自分のための備忘録です。
乗換先候補の比較資料
前回の記事で、各社オンライン専用プランの概要と、MVNOやサブブランドについて調べたところまで書いた。
本記事では、続けて乗換先候補の比較について、やったことを書いていく。
乗換先候補を、auのpovo、UQ mobileのくりこしプランS、docomoのahamoに絞るところまで終わったのち、Excelで上記3候補のサービス比較表を作った。表に記載するサービスの内容は、各プランの公式HPや、各社のニュースリリースを参照しながら、自分が重要だと判断した内容だけにした。家族が多い方や固定回線を使用している方は、各種割引条件の有無や例外条件等に注意する必要があると思うが、私はほとんどの割引条件に該当せず、また、国際ローミングも海外に行く予定が当分ないので要らないと考え、比較資料には載せなかった。
以下に、各乗換候補のサービス比較表を掲載し、当時考えたことについて書いていく。
まず、現状把握が必要だったので、現在のau契約の平均的な支払い状況を参考に表を作った。
現在の支払い月額平均(au)
料金内訳 | 金額 |
auフラット20(スーパーカケホ/V) | 2,980 |
LTE NET※4G通信使用料 | 300 |
auフラットプラン20(データ/V) | 4,720 |
故障紛失サポート※オプション | 630 |
通話料 | 280 |
SMS | 15 |
auスマートパスプレミアム | 548 |
その他※各種ダイヤルサービス通話料 | 20 |
割引※2年契約(+家族割) | -1,500 |
割引※auスマートバリュー | -1,000 |
割引※フラット20(スーパーカケホV)割引額 | -200 |
端末残債+アップグレードプログラムEX | 952 |
合計 | 7,745 |
高い時は9000円程になる月もあり、毎月1万円弱を支払ってきた事が分かった。
また、故障紛失サポートやアップグレードプログラムEX等、当初は良かれと思って付けたものの、結果的には不要だったかなと思うオプションがあった。スマホの故障紛失が不安な方や、頻繁に機種を買い替える方は、上記のオプションを付けた方が良いかもしれないが。
次に、乗換候補第1、UQ mobile のくりこしプランS想定月額を計算した。
想定支払い月額(UQ mobile/くりこしプランS)
料金内訳 | 金額 |
通話:60分/月まで定額 | 550 |
データ通信(3GB)くりこしプランS | 1,628 |
auスマートパスプレミアム | 549 |
auかんたん決済(電話料金合算払い) ※利用量によるので一旦0円 |
- |
SMS※送信量によるので一旦0円 | - |
端末残債(48回払い) | 562 |
合計 | 3,289 |
くりこしプランには固定回線利用による割引や家族割が無かったが、現在の月額と比較して、4,456円も安くなる。
また、UQ mobileにもauの故障紛失サポートのようなオプションはあるが、今後は高額な機種を使わない場合、付けないことにした。スマホを使い始めて約7年、端末を落として傷つけたり、水没させた経験が1度も無かったので、この先も支払ったオプション利用料の恩恵に預かれる可能性は低いだろうと考えたからだ。
次に、乗換候補第2、auのオンライン専用プラン、povoの想定月額を計算した。
想定支払い月額(au/povo)
料金内訳 | 金額 |
通話:かけ放題定額 | 1,650 |
データ通信(20GB) | 2,728 |
auスマートパスプレミアム | 549 |
auかんたん決済(電話料金合算払い) ※利用量によるので一旦0円 |
- |
SMS※送信量によるので一旦0円 | - |
端末残債(48回払い) | 562 |
合計 | 5,489 |
こちらもUQ mobileのくりこしプランと同様、各種割引の対象外となるが、現在の月額と比較すると2,256円、安くなる。
ただ、povoは通話定額のオプションが5分かけ放題か完全かけ放題の2種類しかなく、5分では心もとないと完全かけ放題を選ぶと、UQ mobileに乗り換えた場合より、だいぶ高額になる。
ほぼ通話はしない、なんてことはない。でも、たくさん通話する訳でもない、という場合は、通話定額オプションが3種類(60分/月・10分/回・24時間いつでも)用意されているUQ mobileの方が合っていると思った。
最後に、乗換候補第3、docomoのオンライン専用プラン、ahamoの想定月額を計算した。
想定支払い月額(docomo/ahamo)
料金内訳 | 金額 |
通話:かけ放題定額 | 1,100 |
データ通信(20GB) | 2,970 |
d払い(電話料金合算払い) ※利用量によるので一旦0円 |
- |
SMS※送信量によるので一旦0円 | - |
端末残債(48回払い) | 562 |
合計 | 4,632 |
こちらは、現在の月額より3,113円、安くなる。povoの想定月額と比較するとahamoは857円安く、UQのくりこしプランSと比較すると1,343円高い。
私としてはahamoの魅力に感じたのは、povoよりはかけ放題定額のオプション利用料が安いこと、あとはネットで多々見かけた、docomoの回線品質は3大キャリアの中でも良い方だということ(噂?)。事実なのかは、docomoを使ったことがないので不明。
乗換先決定、お試しサービスの利用(次回の記事にて)
上記の表を作り、他にも対応端末についてや、各社が使用する周波数の違い、アプリ取り放題サービスの内容について等、色々と知識不足ゆえの壁にぶつかりつつ1か月ほど調査・比較検討した。その結果、UQ mobileのくりこしプランSを乗換先に決め、お試しサービスのTry UQ mobileも利用して、本契約に進んだ。UQ mobileのくりこしプランSに決めた理由は次の通り。
UQ mobileのくりこしプランSに決めた理由
auからの乗り換えだと、色々と楽だったり得をする
解約時の契約解除料と乗換時の新規契約手数料が、auからUQへの乗り換えだと無料だった。(正確には、料金は1度請求され、翌月以降の移行先の利用料金から同額を割引されるそう。)
また、au端末を使い続けるつもりだったので、対応周波数の心配も無く(一応、動作確認機種一覧は公式HPで見た。)、加入していたauスマートパスプレミアムもそのまま引き継げることが非常に有り難かった。
比較候補の中で最安
文字通り。通信品質はあまり落としたくない、かといって1万円近く払い続けたくない。これを最も安い価格で叶えてくれるのがUQ mobileだった。
くりこしプランは本当にシンプルで、メール等のサービスは別途オプション。
その分、取捨選択の自由があり、料金も抑えられる点を魅力に感じた。
自分の現状に合ったデータ容量がある
くりこしプランは3GB、15GB、25GBの3段階の容量がある。多かった月でも10GB前後の使用量だった自分には、無制限や20GBのプランは不要。さらに、現状はコロナ禍で1年以上、ほぼ引きこもり生活を続けており、当面変わらないであろうことを考えると、10GBも要るとは思えなかった。それでも当初は、以前10GBくらい使っていたし、と、くりこしプランMの15GBと迷った。しかし、My auで直近6カ月の使用量が平均2GBにも届いていなかったことを確認し、次に挙げるようにデータ容量の繰り越しも可能なことから、最終的に3GBに決めた。
15GBプランは、いずれ生活スタイルが変わり、必要になった時に、ネットからチャチャッとプラン変更手続きをするだけで切り替えられる。それまで、使うかも分からないデータ容量にお金を払うのは止めようと思った。
使わなかったデータ容量は繰り越せる
プラン名に「くりこし」とある通り、使わなかったデータ容量は翌月に繰り越せる。繰り越せるデータ容量上限は、自分が契約しているプランのデータ容量と同容量まで。(くりこしプランSなら、月3GBのプランなので3GBまで繰り越せる。)
使わなかったデータ容量を来月に活かせるのは嬉しい。
便利な節約機能がある
UQ mobileには節約モードと高速モードを切り替えられる機能がある。
UQ mobile ポータルアプリをスマホにインストールして、アプリを立ち上げるかウィジェットを設置、あるいは にボタンを設置すると、ワンタップで節約・高速のモード切り替えができる。
お試しサービスのTry UQ mobile利用時に試したところ、節約モードにすると通信速度は落ちるが、ネットサーフィンやLINEでのやりとりには何の支障もなかった。動画も高画質であったり電波状況の悪いところ(地下等)でなければ、ほぼストレスなく見られる。
快適な通信速度
先にも書いた通り、お試しサービスのTry UQ mobile利用時に、節約モードも含めて検証したところ、通信速度には不満が無かった。電波状況の悪い時に、高画質な動画をサクサク見たい場合は少しだけ読み込みが遅い時もあるが、それも高速モードに切り替えれば改善されてしまうので、ネットサーフィンと動画鑑賞しかしない自分の用途では全く問題なかった。
そろそろ長すぎるので、Try UQ mobileの利用については、次回の記事にまとめたい。
【参考】