ウオの回遊日記

自由に日々を記録する

【アニメ感想】※少々ネタばれ注意「シドニアの騎士 あいつむぐほし」を見た

※以下、少々ネタバレ注意

※原作全巻既読、アニメ1期、2期、1期劇場版まで鑑賞済みの感想

感想を一言で表すなら

最高でした。

良かったところ

映像

開始まもないうちに涙が出てきた。衛人が青い光を放ち、真っ暗な宇宙をかっ飛んでいく姿を見ているだけで、見に来て良かった、もう満足と思っていた。
今までのシリーズで見てきた美しいCGは変わらず、どころかパワーアップしていたかもしれない。久しぶりの視聴なのと、技術はど素人なので厳密には分からなかった。でもとにかく素晴らしく綺麗なのは分かった。映像の素晴らしさ1点だけで、劇場の大スクリーンで1度は見るべき。

没入感が半端なかった。テレビシリーズの頃から、衛人が加速する瞬間の低音や、シドニアが加速する時の噴射音が特に大好きだったのだが、今回もこれでもかと聴けた。Dolby Atmos 等の特別な音響ではない普通のスクリーンで見たのに、始まって数分は慣れるのが大変なくらいの音だった。

ストーリー

テレビシリーズでも改変はあったが、自分としては自然に見られるくらいの上手い改変だった。そこからの続きなので、今回も多少の改変はありつつも、記憶がおぼろげだったせいもあるだろうが、違和感なく受け入れられるストーリーだった。
出番が大幅に削られている人もいたのは残念だったけれど、尺の都合と思われるので仕方ないと思う。

演出

特に良かったと感じたのは、長道と海苔夫が同時出撃するシーン。まあ特にと言っても全編通して最高だったのだが、1期のOP、angelaの「シドニア」がここで流れてくるとは思わず、不意打ちでまた泣いた。今作に限らず、ロボットものの発進シーンが大好きなのに、「シドニア」が1つ1つの場面にマッチし過ぎていて訳が分からないくらいの興奮で大泣きしながら見ていた。 あと、長道とつむぎのデートも最高過ぎた。素敵な映像化をありがとうございます。

主題歌

CAPSULEは以前から大好きなアーティストだった。ただ正直なところ、「シドニアの騎士」に合うのだろうかと、主題歌の発表を聞いた当初は不安だった。しかし実際のところ聴いてみないと分からないし、ネットの評判も事前に一切見ずに今作を鑑賞したかったので、公式が公開していた動画の数々も一切見ないで、劇場で初めて聴いた。

結果は冒頭に書いた通り、最高。今作の最後で、播種船シドニアは新天地を求めてまた旅立っていく。その先に、また奇居子との戦いが待っているかもしれない。でも、大衆合船という目前の大きな脅威は多大な犠牲を払い、倒すことができた。1度は守れなかったと思われたつむぎと、長道は再会を果たし、新たな命も生まれた。
そんなラストには、CAPSULEの「ひかりのディスコ」は素晴らしく合っていた。
一旦は、もう彼らにようやく平和が訪れたと思ったっていいじゃないか、という感じ。「シドニア」も勇ましくて格好良くて、過酷な戦いの日々には合っている。しかし、「ひかりのディスコ」は、これから待っている長道達の、人間達の、何気ないけれど尊い日常への気持ちが書かれている、別の面から「シドニアの騎士」を見た、素敵な曲だと感じた。

完結した

 続編はあるのだろうかとずっと不安と諦めの中にいたけれど、今作の制作発表を聞いてとても嬉しかった。コロナのせいで行けるかも分からなかったが、やっと行けた。本当に関わった方々には感謝しかない。素晴らしい作品をありがとうございました。
人の創造力は凄い。

※その他※

ぜひ、「BLAME!」の続編もお願いします!!!!