はじめに
SONYの、WF-1000XM4を約半年間使ってきたので、感想を書いてみる。結論を先に言うと、1点だけ気になるところがあるものの、音質・機能・快適さ、全てが揃った素晴らしい商品だと思った。
補足情報
私が聴く音楽ジャンル
参考として、普段私が聴いている音楽ジャンルを記載する。
- ロック
- ポップス
- テクノ
- EDM
- アンビエント
使っている周辺機器と価格帯
参考として、普段私がWF-1000XM4と一緒に使っている周辺機器と価格帯を記載する。
- ノートパソコン(Windows10、HP製、約10万円)
- スマホ:AQUOS sense2(Android10、SHARP製、約3万円)
- スマホ:Google Pixel5(Android11、Google製、約7万5千円)※LDAC対応
- DAP:Walkman NW-A55(SONY製、約2万5千円)※LDAC対応
これまで使ってきたワイヤレスイヤホン
参考として、これまで使ってきたワイヤレスイヤホンを記載する。以下に述べていく感想でも、比較対象として少々取り上げる。
主なスペック
以下に、主なスペックを記載する。
参考サイト:
重さ | 約7.3g(イヤホン本体単体) / 約41g(充電ケース) |
防水規格 | IPX4 |
再生可能時間 | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) / 最大24時間 (NCオン・充電ケース使用時) / 最大36時間 (NCオフ・充電ケース使用時) |
充電時間 | 約1.5時間(本体) / 約3時間(充電ケース) |
充電端子 | USB Type-C |
Bluetooth規格 | 5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
良かったところ
空間の広がりを感じる
どのあたりから何の音が聴こえているか分かりやすくなり、今まで若干のっぺりした音を聴いていたと気づいた。
聴こえる音の種類が増えた
今まで使ってきたワイヤレスイヤホンと比べ、明らかに聴こえる音が増えた。こんなに色々な音が鳴っていたのか…という驚きを、一聴してすぐに感じた。
重低音が程よい
重低音は埋もれずしっかり聴かせてくれるが、しんどいほど強めでなく、好みにもよるがほど良いと感じた。私はもう少し強めでも良かったくらい。
ホワイトノイズが聴こえない
ホワイトノイズが全くと言って良いレベルで聴こえない。音声を流していない時も同様で、驚いた。AnkerのSoundcore Liberty Air 2は、静かな状態だと確実に気付くレベルでホワイトノイズが聴こえていたので、ここまで変わるものなのか、と感じた。
イヤーピースはしっかり嵌まる
イヤーピースはしっかり嵌まる。しかも、初代のWF-1000Xに付属されてきたシリコンではないイヤーピースは痛くて断念したが、今回は3時間以上使用しても、痛み、圧迫感なし(Sサイズ使用、アプリでサイズ測定済み)。
接続が速い
Windows10のノートPCと接続したが、取り出して(電源ON)1、2秒で認識されて繋がってくれる。
途切れづらい気がする
3時間以上使用して、途切れは1回あるかないか。少ない方だと思うが、外や混雑している場所ではどうなるか試していないので分からない。
ノイズキャンセリングがよく効いている
運転中の洗濯機の真横でノイキャンON/OFFを試してみたが、ウィーンという高音が微かに残るくらいで、ゴオンゴオンという低音はほぼ全くと言っていいほど聞こえなかった。
音声ガイドの音量が程よい
音声ガイドの音量はAnkerのSoundcore Liberty Air 2よりも小さめで、正直この点だけでも結構嬉しかったし感動した。Liberty Air 2は、音量がでかすぎて非常に心臓に良くなかった。
気になるところ
フィット感がもう少し
フィット感がもう少し欲しかった。多機能かつ高音質なためか、本体は少し重く感じる(本体1個は約7.3g)。家事程度の動きと軽い全身ストレッチなら全く落ちる気配は無かったが、何時間か着け続けていると、たまに微調整したくなるくらいにはズレを感じてくる。
また買いたいと思うか
フィット感(=重さ、大きさ)以外は全く不満が無いので、もし壊れたら修理依頼するか、また買い直したいと思うくらい、良い商品だった。
別の問題として、私の耳には音の違いが分かったとは言え、金額的に贅沢な気もしなくはない…。という感じなので、現在はSoundcore Liberty Air 2を外出や家事用に、長時間の集中や音楽鑑賞用はWF-1000XM4、と使い分けている。初代を買った時は、嬉しくて通勤時にも使用していたが、今は紛失が怖くて、当面持ち歩けそうにない。