ウオの回遊日記

自由に日々を記録する

【アニメ感想】※ネタバレあり※「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を見たら感情が忙しかった

見たきっかけ

コロナ禍中に暗いニュースばかりのテレビから離れ、ガンダムオタク歴20年以上の家族からのおすすめもあり、初代からガンダムシリーズを追い始めた。そのなかでも、「機動戦士ガンダムSEED」は好きになった作品だったので、公開まで指折り数えて待っていた。

感想

  • 見た直後

あまり面白くなかった。キャラクターが一時の感情で動いたり、恋愛感情に振り回されすぎで、何かというとやたら愛を持ち出してくる。もっと真面目に軍人として世界平和や人間について語ってほしかった。もともと恋愛要素を全面に押し出してくる作品が嫌いなタイプだったので、こう来たか、とガッカリした。途中からお腹が空いてきて、夕食のことを考えていた。

  • その後

家族と感想を話し合う中で、「もともとキラ達は、人類が戦争で絶滅しかけている瀬戸際でも、デスティニープランより個人の人生の自由を選ぶお花畑の人間だから、愛を持ち出してきても違和感が無かった」と言われた。そこで、そもそも私が抱いていたキラ達への印象は間違っていたのかもしれないと気付いた。

つまり難しいことを考えず、頭を空っぽにして見たほうが楽しめたかもしれない。

また、日が経ってくると「愛」という言葉の登場頻度以外にも目が向いてきた。ずっと心配していた「ムウさんは今回も生き残って、マリューさんと幸せになれるのか」「アスランはいい加減、カガリのところへ戻って落ち着くのか」という2点は幸せな結末を迎えたので、見て良かったこともあったと感じた。

良かったところ

  • 冒頭

西川貴教 with t.komuro の「FREEDOM」を背景にタイトル表示からの地球降下〜地上戦で始まり、めちゃくちゃカッコよくてワクワクした。

  • シン

シンが初々しかったりすぐむきになったりするが、そこがかわいかった。

  • あのキャラが…あのMSが…

シリーズおなじみのキャラ、MSがたくさん出てきてテンション上がった。
アスランはまさかの赤いズゴックで登場してビックリと同時にムスッとした表情で笑いそうになった。先行公開されていたあのシーンはここだったのか…。

笑いそうになったところ

  • キラキラしている効果音

新キャラの敵が、心を読んだり、謎の空間の中で接触してくる。
ラクスも初対面の時以降、敵のボスっぽい人(ファウンデーション宰相オルフェ)と何度も謎の空間で話すシーンがあるが、そこで背景が「機動戦士ガンダム サンダーボルト」のニュータイプが会話する空間みたいになって、キラキラキラ…と古い恋愛アニメで王子様が出てきた時みたいな効果音が鳴る。

敵が心を読んでくるのを逆手に取り、戦闘中にアスランカガリのキス顔を妄想していた。

ラスボスとの戦闘時、ラクスがパイロットスーツで登場するが、戦場よりステージで着てそうなピチピチで飾り付のデザインだった。T.M.Revolutionの「Meteor -ミーティア-」が流れ出した瞬間、その格好で、マイティーストライクフリーダムガンダムの肩に乗り、ポーズを決めていた。感動するはずなのかもしれないが、不意打ちでだいぶ笑いをこらえるのが大変だった。どういう気持ちで見ればいいのかこのあたりで分からなくなった。

  • ラストシーンで全裸の2人

ラストシーンは、海岸で全裸になっているキラとラクスの後姿が映されてビックリした。どういうつもりで裸だったのかと家族に意見を聞いてみると「盛り上がっておっぱじめるからに決まってるだろ!」。そうですか…。

ムカついたところ(=血の気が引いたところ)

  • またもムウさんが不可能を可能にする役だった
  • マリューさんが死にかけた

またムウさんが不可能を可能にしていたが、ついに殺されてしまうのかと、ふざけるなと、ガチで涙が出た。しかし直後に無事生き残り、体の力が抜けた。その暫く前にはマリューさんまで死にそうになっていて、それも助かったけれどマジで殺したら許さんからなとヒヤヒヤしながら見ていた。

おまけ(ガンダムオタク歴20年以上の家族の様子)

鑑賞途中、隣の席の家族から鼻をすするような音が聞こえだした。笑いをこらえているのか、それとも早く来た花粉症かと思った。鑑賞後、家族に聞くと返ってきたのは「デスティニーガンダムが活躍してた…!!」という一言だった。その後、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」放送当時は、シンもデスティニーガンダムもリアルやネットで散々に言われて悔しかったことを滔々と話され、泣いていた理由に納得した。

だから、シンや、デスティニーガンダムが大好きな人で、まだ見ていない人にはおすすめ。

このアニメをすすめられる人

機動戦士ガンダムSEED」シリーズが好きな人

シンや、デスティニーガンダムが大好きな人

【日記】24/2/14:気付けば2月になっていた

2023年の年末から2024年の年始にかけ、振り返り記事でも書きたいと思いながらも世の中や私生活でいろんなことが起こり、流されているうちに、もう2月になっていた。

最近、1番の問題は、確認しまくる癖がやめられないことだ。特に仕事では効率が物凄く悪くなっており、自己肯定感の低下、疲労の増加を招いている。頭も心も疲れがひどい。

ただ、まだ病院には行かず、自分でなんとかしたい気持ちが強い。だから、まだしばらくは付き合っていくのだろうけど、終わる保証も無いので、それが不安だ。しかし病院は嫌なので仕方ない。

逆に、最近の1番の楽しみは、パズドラだ。昨年のガンダムコラボから始めて、そろそろ1年が過ぎる。以前は、いつサービスが終わるか分からない、実体のないデータに課金したくなる気持ちが分からなかったが、すっかりガチャのとりこになってしまった。特に欲しいキャラクターがいなくても、魔法石が貯まってくるとガチャを回したくなってくる。先程の確認癖も同様だが、こんな変化が自分に起こるとは予想外だった。

【アニメ感想】※ネタバレあり※「とある魔術の禁書目録」を見てみたら予想外の人物にハマった

見たきっかけ

今年の9月に、ここ1年ほどハマっているスマホゲーム「パズドラ」で電撃文庫とのコラボイベントがあった。イベント内に出てきた3作品すべて未視聴・未読だったが、「とある~」だけは、学生時代から特徴的なタイトルと、登場人物数人の顔は知っていた。そして、これほど長い間見聞きするということは、面白いのではないかと思い、家族に聞いてみた。家族はアニメも小説も、一部を除き視聴済み・読んでいて、しかも大好きな作品だと言うので、試しに一緒に見てみようということになった。

感想

魔術や科学の能力を説明するセリフが多くあるが、1度聞いただけでは聞き取れないか理解が出来なかった。また、しばしば恥ずかしさも感じた。話は、戦闘とギャグのバランスが良く、両者とも面白かった。キャラクターデザインも、かっこいい人、かわいい人、幅広く個性的で、好みに合っていた。

心に残った人、出来事

視聴前の、よく知らない彼に対するイメージは、あちこちでよく見かける、「暴力を楽しむ俺はサイコパスだぜヒャッハー」君、という感じだった。そういうキャラは好きではないので、印象は悪かった。
しかし、第19話「打ち止め(ラストオーダー)」視聴後は、180度印象が変わり、大好きになってしまった。
声、姿、言動の全てが、かっこよく、エロい。正視するのがつらい。冷静な目で彼を見ていられない。

一方通行は学園都市最強の能力者であり、彼は、自身を前人未到の能力レベルに進化させるため研究者達が裏で進めていた実験で、別の能力者である御坂美琴のクローン=妹達(シスターズ)を何人も殺してきた。
彼の実験での様子は第10~14話で描かれるが、暴言・暴力を振るう姿は完全に悪役であり、一方通行への嫌悪感と、実験で殺されている妹達への悲しみがこのあたりを見ているうちは強い。

しかし、彼が非人道的な実験を楽しむ、ただのクズなキャラクターであるという私の誤解は、第19話で破壊された。妹達で1番最後に作られた、打ち止め(ラストオーダー)と出会い、彼女は、今まで彼がしてきた実験(殺人)の中で、殺す相手である妹達に本当は心があるのではないかと探るため、彼が煽り…ではなく無意識に呼びかけを続けていたこと、本心では実験を止めてほしかったことを指摘する。ここでまず、1度目の衝撃が来る。


また、打ち止めと上記の会話を交わすレストランでのシーンは、それまでの戦闘中における彼とは打って変わり、態度はぶっきらぼうなのに行動が優しい。打ち止めの質問に素直に答えたり、彼女の食事の支払いを特に怒らずしてくれたりする。ここでもう、あれ、この人、実は優しいのでは?という疑問が湧いてくる。そして直後には、研究者とコンタクトを取りたいと頼み体調を崩した打ち止めのために、研究所へ向かう。さらに彼の優しさは続き、打ち止めに仕込まれたウイルスの駆除へ挑み、ウイルスを仕込んだ研究者、天井と戦う。最後には、天井に撃たれた天井の同僚、芳川も彼の能力で救う。

ここまでの流れで、一気に一方通行が好きになってしまった。スピンオフの漫画も買い、少しでも一方通行の活躍と、打ち止めとのイチャイチャを見たくて毎日読んでいる。(残念ながら、打ち止めの出番は今のところ少なめ…)
振り返ってみると、彼は私の好きな要素を多く持ち合わせていた。好きになるに決まっていた。

  • 態度は悪いが実は優しい
  • 正義をやたらと振りかざさない、自分が善だとは思わない
  • ウルフヘア(で合っているはず)
  • 色の組み合わせがモノトーン
  • 年の差カップル(特に年上男が少女を助けながらも彼女が精神的な支えにもなる関係が最高)

アニメはすべて視聴済みの家族によれば、これから先も、彼が人気になる理由=見せ場がまだまだあるらしく、しかもネットで聞いてしまった情報によれば、アニメ3期ではものすごく感動するシーンもあるらしい。私は正気を保っていられるだろうか?

 

彼は善人過ぎる。最近、漫画「るろうに剣心」の剣心に対しても同じことを思ったが、まだ出会って間もない人のために、躊躇なく命を投げ出せるのは、かっこいいし美しいけれど、怖くもある。なぜそこまで出来るのか、そばにいる人達は彼のことが心配で心臓が持たない日々なのではないか、等と考えてしまう。子供の頃だったら、多分、先に書いたような怖さや不安は無く、ただただかっこいいと思っていただろう。それは自分の考え方の変化を感じ、少々悲しい。

このアニメをすすめられる人

少し幼い感じのヒロインと、彼女を助け、支えあうヒーロー(主人公)が好きな人

かっこいい能力者の戦闘が見たい人

 

【日記】23/10/26:この衝動・喜びを何かにぶつけたい

先ほどYouTubeの生配信で、大ファンであるVTuberのジョー・力一さんの1st ソロ ミニアルバム「カーニバル・イヴ」が来年2/28に発売されるとの告知があった。

私は力一さんの言葉のセンス、お話と声が大好きだ。
だから、力一さんの声と詞(全て作詞されたとのこと)にドップリ浸かれる時がついに来た、この驚きと喜びで思わず声が出てしまった。何度も「は!?」「まじ!?」ばかり言っていた。

正直、重大告知があると知った時から、先ほど配信で告知を聞く直前まで、何かあったのではないかと、物凄く緊張しハラハラしていた。YouTube界隈を見ていると、いつ誰に何があってもおかしくないと感じるので、尚更心配だった。

しかし、結果として幸せな告知で良かった。やっと今、これを書きながら動悸が落ち着いてきている。

生配信の最後で歌われていた、「ソワレ」という曲は、雰囲気も歌詞も、私の好みど真ん中ストレートでビックリした。この曲はRain Drops の曲を力一さんがカバーされたもので、アルバムに入るとのこと。とても楽しみだ。

ところで「ソワレ」を聴いて真っ先に、YUKIの「眼鏡を外して」を思い出し、久しぶりに聴きながらこれを書いている。こういう、大人のしっとりとした薄暗い夜を感じさせるような曲が大好きで、出会うたびに繰り返しその曲ばかり聴くようになっている。力一さんカバーの「ソワレ」も、そうなるだろう。早くアルバムが欲しい。絶対に予約する。

今日の日記のタイトル「この衝動~」とは、まさに今のこの状況のような、何かにものすごく感動したり衝撃を受けた時に生まれる正体の分からない衝動をどこにぶつけたらいいか分からない、ということだ。
こうやって日記を書くことも、ぶつける手段の1つだと思う。ただ、まだ足りない。というか、なんとなくどうしたらいいかは多分分かっていて、私も、受け取ったものに対する「すげぇ!最高!」という気持ちを、何かを創ることで「こういうのが大好き!!」という感じで発散したいのだと思う。

ただ、以前からずっと悩んでいたことだが、社会人になってから、創作欲や創作に必要な体力がことごとく減少してしまっているのと、自分の創ったものを馬鹿にする捻くれた部分が出てきてしまって、なかなか行動に移せていない。
でもここ数週間は、いい加減に自分を変えたくて、筋トレを再開したり、Kindleでサンプルをダウンロードしたきり放置していた本を見直したりしている。
このまま何も考えず、お前が創ったものなんて何の価値もないのだという脳内の声も無視して、久しぶりに何か創ってみたら、毎日が少しでも変わるだろうか。
それは分からないけれど、何かしたいのは確かだから、今度こそやろうかな。

とりあえず、放置していた、小説の書き方の本を読もう。