ウオの回遊日記

自由に日々を記録する

【日記】23/8/10:日々が退屈すぎたとしても、つらい現実を覗くよりマシなことをしたい

数か月ブログを書いていなかった。そして久しぶりに書く記事が暗くて嫌になる。でも、鬱憤を晴らしたいので、文章の書き方を忘れている気がするけど、とりあえず書いてみる。

 

しばらく前からインターネットでネガティブな情報を見ないよう、Kindle PaperWhiteを買って読書したり、ゲームしたりして、ブラウザをなるべく開かないようにしていた。
しかし、ここ1~2か月は、読書やゲームに気が向かないと、ついブラウザを開いて、はてなブックマークYahoo!リアルタイム検索などを見てしまっている。そして、楽しい話題もあるのに、私は暗くて嫌な話題にばかり惹かれてしまう。理由は断言できないが、多分、自分が「こうあってほしい」と思う言葉が転がっていることを期待しているのだと思う。

「「こうあってほしい」と思う言葉が転がっていることを期待している」とはどういうことか。
具体的に書くと、例えば、「LGBTは生産性がない」と発言した議員がいるが、そのニュース記事へのコメントで、「そんなことを言うのは許されない」とか、「子供を産み育てる人間にしか価値が認められないわけではない」と言う人がいて欲しい、ということだ。

実際の現実はそんな優しいものではない。私が「こうあってほしい」と思った言葉とは真逆の言葉もたくさん転がっている。それは、日本のインターネットが言論統制などされていない証拠であり、どんな意見も表明し共感を求められる場所が残されていることは大切なことだと分かっている。
しかし、自分が「こうあってほしい」と思うのは、まさに自分がマイノリティ側であったりするからこその感情だから、それを否定する言葉の数々は、つまり自分が否定されているということになり、見るに堪えない。だから、論争が起こっていそうなリンクは避けるに越したことはないのだが、つい見てしまう。いい加減やめたい。

久しぶりにブログを書こうと思った鬱憤の原因は、今朝、Yahoo!リアルタイム検索で見かけた「野獣の日」というトレンドワードだ。
私は「淫夢」とかいうゲイ向けのAVを笑いものにしている人々が大嫌いで、それが大きな原因で、かつて好きだったニコニコ動画から離れた。あそこは「淫夢」関連以外にも、最近ではゲームFFシリーズの登場人物を笑いものにしたり、差別のあふれた場所となっている。

ニコニコ動画2ch(5ch)はTwitterはてなブックマークなどと比べ、コメントの言葉に容赦がないと感じている。むき出しの差別、嘲笑がある。だから見ないようにしていたのだが、いまだに「野獣の日」などと盛り上がり、AV撮影で使用された家に行く人がいると知り、衝撃が大きかった。そんなことをして楽しむ人が理解できなかった。

私は「野獣の日」で盛り上がる人々に、以前、別の記事で杉田水脈議員の発言について書いた時と同じことを言いたい。
あなたがたは、偶然、運よく、大多数側に居るに過ぎない。誰を好きになるかは選べない。あなたが異性しか好きになれないように、同性愛者は同性しか好きになれない。異性愛者は異性が好きというだけで笑いものにされるか?自分が差別される側、笑われる側だったら、どう思うのか、考えてほしい。
それでも平気だと思う人もいるかもしれない。だったら仕方ないので、分かり合えないと諦めるしかないけれど。

 

最近は、誰かが意見を言うと「お気持ち表明」と言って終わりにしたり、差別だと言うと「少数派がうるさい」「権利ばかり振りかざすな」という意見を見かける。
「お気持ち表明」については、実際にそう言って終わりにしたいくらい明らかに「お気持ち表明」した当人に非がある出来事だったら分からなくはないが、耳を傾けるべき人の意見に対しても、「お気持ち表明」と笑ったり呆れた態度で終わらせることには疑問を覚える。考えるべきことが放置されているように感じる。
「少数派がうるさい」「権利ばかり振りかざすな」という意見については、実際、差別をなくそうと一見よい活動をしている団体や個人の中に、ただお金儲けなど自分への何らかの利益を得るために差別を利用したいだけの人が混じっている疑惑があったり、差別される側の利便性しか考えない人もいるので、お互いに快適に暮らすにはどうすればよいのか、を冷静に議論しあう必要はあると思う。差別される側も一枚岩ではなく、様々な意見を持つ人がいて、皆がうるさいわけでも、私腹を肥やすために活動しているわけでも、権利ばかり振りかざしているわけでもないと思う。まとめて一緒くたに、「面倒くさい人々」と、くくらないでほしい。上記のような意見を見かけるたび、そう思っている。

 

さて退屈をどうしようか。いい加減ネガティブな情報を見るのは、一時的にだけでも、やめたい。かといってやりたいことが思い浮かばない。疲れているのだろうか。