ウオの回遊日記

自由に日々を記録する

【日記】22/11/11:集合住宅にありがちな悩みとトラウマ、ノイキャンイヤホンのありがたみ

悩みに悩んだ引っ越し先もとうとう決まり、引っ越しまで1か月をきっている。
しかし今夜は、1か月もあるのか、一刻も早く出ていきたい、と思わせられる夜である。
集合住宅といえば、騒音、それが最も私にとって苦痛だった。
それほど頻繁ではないのだが、よりによって1週間の仕事の終わりという、最も疲れて安らぎたい時に、隣のお宅ではどうやらお子様にブチ切れているよう。ドカン、ドカン、と何かをぶつける音と、怒鳴り声が響いてくる。何を言っているのかまでは聞き取れないが、これらだけで、もう威力は抜群だ。先程からとてつもない不安と動悸に襲われている。

 

こういう時にも、ノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンのありがたみを思い知る。昨年買ったSONYのWF-1000XM4はお守りのようになっている。不安で仕方がないこんな夜に、恐怖から逃がしてくれる。

ここの物件には、長いこと住んできた。その中でたびたび、今夜のように、怒鳴り声とドカンドカンという音、そして時には音響機器のズンズンという低音のような音が聞こえてきた。何度、怒鳴りこみに行きたくなったか知れない。

子育てをしていると怒鳴りたくなる場面は何度もあるだろう。私も、もし子供を持ったら、神経質な性格なので、許せないことがたくさん出てくるに違いない。
しかし、ここは集合住宅なのだ。隣に人が住んでいることを忘れないでほしい。とても迷惑だ。
また、ごく私的な感情を書けば、私はお隣さんのような怒り方が大の苦手・トラウマとも言える。理由は父がそういう人だったため、疲れて家に帰っても、安心できる時間がほとんど無かったからだ。本来、家というのは、外の世界で疲れて帰ってきて、心身を休ませるための場所である。そこが外と同じ、緊張を強いられる場所だった子供の頃は、不幸だった。
大人になった私と一緒になってくれた家族は、父とは正反対の、滅多に怒らない・しかも大切なのは、「怒っても理不尽ではない」人だ。父は、機嫌が悪くなっても、理由を何も言わなかった。よく分からない言葉をぶつけてくるか、そのへんのドアに当たり散らしたり、足を鳴らして歩く、そういう人だった。
だから、あの実家を出て、穏やかな性格の家族と出会えて、一緒になれたことは本当に良かった。今後も、静かで平和な家で暮らしたい。だから、早く引っ越し日が来てほしい。荷造りは全然進んでいないが…。次の家はありがたいことに戸建てだが、荒れた人がご近所にいないことを願う。